~さとまちガイドラボのナビゲーターって、どんな役割?~
さとまちガイドラボに関わる、皆さん!
さとまちガイドラボで伝えている「ナビゲーター」って
意味はご存知ですか?
ナビゲーターとは、
「様々な里山におけるイベントの進行やプログラム策定、案内調整をするイベント運営者」
のことを示します。
事務局もこの定義を十分に伝えきれていないのですが、
このナビゲーターの可能性を見える化し、里山の可能性を高め、
よりたくさんの活動を広げていきたいと思っています。
今回は、「さとまちガイドラボのナビゲーターって、どんな役割?」をテーマに、
ゲスト、NPO法人 はりま里山研究所の熊谷哲さんをお招きしました。
熊谷哲さんは、はりま里山研究所の理事長であるとともに、兵庫県立大学名誉教授でもあります。
里山の整備と教育研究を通し「山・川・海」のつながりに関わる理解を深め、環境を学び体験する活動や花と緑の活動を通して地域の活性化を目指しておられます。
熊谷先生のトークはどれも多岐にわたり、示唆に富んでいました。
・里山整備、子どもの冒険広場、環境学習、花のまちづくり活動等、さまざまな展開を進めているお話。
・住宅地周辺の里山整備前は密林状態で、少しずつ切り開かれた経過。
・ボランティアと一緒にワクワクしながら作業を進め、子どもたちの遊び場となったのち、小学校児童がお気に入りの場所として学校で発表した話(^^♪
・他団体との連携、助成金の活用、所有者との管理協定、自治会との散策道整備によって、運営を進めているお話。
そして、手柄山の魅力の紹介から、新園芸品種認定の手柄ザクラを命名され、クラフトビールづくりに展開されているのは、熊谷先生のつなげる力そのものだと感じました!
ワクワクしないと続けることができないし、その様子が周りにも伝わって、学生もたくさん関わっているようです。
参加者からの質問と回答は以下のとおりです(^^♪
・いろんな団体とのつながり方はどうしたら良いのか?
→熊谷先生からの声掛けもあるし、先方からの声掛けもある。
・資金面の工夫は?
→参加費をとる分、値打ちのあるイベントを行うこと。お金の稼ぎ方を考えること。助成金が無くても運営できる仕組みも考慮する。助成金によって、出資団体とつながることに価値がある。
・どれくらいの時間を割いているか?
→退職してからの時間はあるし、体力が続くかどうかです
・安全管理のあり方は?
→遊具の補修に力を入れている。定期的な点検と補修を行っている。傷害保険と施設賠償の保険に入っている。
・ワクワクの作り方は?
→楽しくないと続かない。学生が動いてできた、ツリーハウス。大人の秘密基地。
終わってみると、とても有意義な時間でした!!
熊谷先生、そして、参加頂いた皆様、有難うございました!